3×3EYES(7)

パイは、鬼眼王が滅んでも人間にならない限り、不老不死を望む妖魔たちに追われ続け、普通の生活はできないと八雲に告げる。
折しも、東京湾上空にあった昆侖を何者かが開き、巨大妖魔「太歳」が東京を混乱に陥れていた。
事件は解決したものの、再び友人を巻き込んでしまった八雲はパイと共に旅立った。
ところが、八雲たちの乗った飛行機が憑魔一族に襲われて…!?八雲たちを襲って飛行機を墜落させた憑魔一族は、はるか昔、三只眼から不老不死の術を得て子孫を残していた。
しかし、三百年前に三只眼が絶滅してしまい、庇護を必要としている彼らは、三只眼唯一の生き残りであるパイを探していた。
憑魔一族に捕えられ、リンド共和国へ連れ去られたパイ。
パイを追って憑魔一族王の宮殿へ向かった八雲は、隙をついてパイと逃げ出した。
憑魔の件が一段落し、妖撃社から妖怪退治の仕事を請け負った八雲はマレーシアへ飛んだ。
仕事を依頼した日本企業では、大型トラックを一撃で破壊されるなど、死亡者が相次いでおり、日本人ばかりを狙った残虐な犯行に頭を悩ませていた。
雨の日に外に出るなと訴える現地の少女・プティ。
日本人を襲っている妖怪の正体は、日本人に殺され、恨みを持った彼女の姉だった。
人間になる方法を探し、世界中を旅した八雲とパイ。
その旅もいよいよ終わる時がきた。
憑魔一族の協力により聖魔石のかけらが発見できたのだ。
聖魔石から残存思念を呼び出せば、人化の法もわかるはず。
そう考えていた八雲は、人間になって日本へ帰り、パイと二人で暮らす事を夢見ていた。
しかし、鬼眼王の残存思念は三只眼の意識を捕らえ、深い眠りにつかせてしまう。
鬼眼王の残存思念により、深い眠りについてしまったパイ。
八雲とハーンはパイを救うため、パイの精神世界にダイブする。
そこは、三只眼吽迦羅一族が繁栄し、鬼眼王が絶大な権力をもって君臨する「聖地」の情景だった。
八雲は、300年前の聖地で、パイを捜し出し、現実世界に連れ帰ろうとする。
聖魔たちの世紀で、八雲が見る真実の歴史と「人化の法」の正体とは!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60009689