大手拓次詩集

生と死の交錯する妖しい夢幻世界の実像を,口語自由詩で表現した大手拓次(一八八七‐一九三四)。
孤独と病魔にさいなまれながら,フランス象徴詩を道標として,詩人は生の証しを詩作に求めた。
全作品約二四○○篇から二三二篇を厳選して年代順に配列し,詩人の生涯の営みをうかがえるよう配慮した。
散文詩や訳詩も紙幅の許す限り採った。
作者は昭和初年に青春時代を送り,戦争に行き,戦後四○年,誠実な一生活者として生きた。
詩歌の分野における最も優れた戦争文学『山西省』のほか,サラリーマン生活,家庭生活の歌も数多く残している。
現代の生活者の孤独な自己凝視の歌は,静かな,しかし深い共感を呼ぶ。
「毎日の勤務の中のをりふしに呆然とをるをわが秘密とす」 「河野君は遊びながら哲学をしているから困る」と哲学者田辺元に言わせるほど学問を楽しんだ河野与一(1896−1984)。
その該博な学識と旺盛な知識欲の対象は、「欠伸がうつる」の典拠や「プラトニック・ラヴ」の由来、といった問題にも及ぶ。
話題の豊富さと語り口の軽妙さから長く親しまれた『学問の曲り角』の新編文庫版。
捕らわれた女シークレットを助け出すため、コブラはダイヤモンドが実るという人面草の種を取りにいく「マンドラド」。
バロン島周辺には古くから伝わる伝説が。
そして海深く眠る財宝をめぐってコブラと5人の敵が戦う「さまよえる美女の伝説」。
短編2作品を収録。
 全ページフルカラー、デシタル制作作品。
ダスト惑星、アスファルト・ヒル。
純金とダイヤモンドを運ぶ幌馬車隊をコブラが狙う。
だが、ランドマスターの襲撃にあい幌馬車隊から金もダイヤも持ち去られた。
今回の相棒・人形使いのマリオ、ヒロイン・騎兵隊の美女シュミット中尉とともに、コブラは金を取り戻せるか? 「黄金とダイヤ」短編1作品を収録続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60004651