いとしのエリー(19)

エリーが真名古と婚約したことを知った晋平は、涙ながらに自分の想いをエリーにぶつけた。
しかしエリーの母親に追い出され、答えを聞くことができない。
エリーは家を抜け出し、晋平の部屋でテレビの英語番組を見ながら彼の帰りを待っていた時、エリーに過去の記憶が戻る。
そして記憶の蘇りが、エリーに大きな決断をさせることになる。
付き合いはじめて2年――晋平は東京の高校に復学し、卒業後のエリーとの結婚に向けて勉強に本腰を入れ始める。
出席日数が足りない晋平は無事卒業することができるのか!? そして2人の結婚はどうなる!? 教師と生徒、危うい関係の中で、それでも一途につらぬいた、切なく激しいラブストーリ、いよいよ完結!! ELLIE…MY LOVE…!古くて大きな鏡のある家に住んでいる絵美は、幼い頃からその鏡の前に立って自分の容姿を見入るのが大好きだった。
5年生のときにボーイフレンドができ、自分で自分を美しいと思いはじめたころから、絵美はだれかの憎しみをこめた目にみつめられているような、胸につきささるような視線を感じ始める。
その原因を探っていた絵美がたどりついた先は…家の大きな鏡の中に映る自分にそっくりな姿の“影”だった。
“影”の絵美は鏡から飛び出し、次から次へと絵美を不幸へ突き落とし始める。
蝶を見ると息がつまるほど恐怖におびえる少女、めぐみ。
彼女の父親やクラスメートに真っ黒い大きな蝶が近づくが、めぐみ以外は誰一人蝶に気づくものはいない。
蝶に近づかれた人間はみな、不幸な運命をたどり始める。
めぐみが幼き頃、母親はめぐみをかばうかたちで、ベランダから落ちて死んでいた。
彼女がひどく恐れる蝶と、顔すら覚えていない母親の存在――。
彼女の心の内部に見えかくれする潜在光景はいったい何を意味するのか!?同じ家に生まれ育ち、なんらわけへだてなく裕福に育った姉と妹。
しかし幼い頃からかわいがられるのはいつも姉。
妹は無視されることの不快感だけを覚えていく。
ある日、恋人に会いに出かけようとした姉は階段から滑り落ち、美しかった顔は一瞬にしてむごいカタチとなってしまう。
この恐怖の世界は、なんと恐ろしい悪夢に充ちていることか…。
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